重大事件の判決に大きく関わる裁判員にあなたがなるかもしれません。

 

裁判長との面接

選任手続日に裁判所へ行くと、裁判員候補者が集められた裁判員候補者待合室に通されます。

 

 

 

 

その後、担当する可能性のある事件の被告人は誰で、どのような事件なのかという概要の説明が始まります。

 

そして、当日用に準備された質問票を記載します。被告人や被害者と知り合いであった場合、縁戚関係があった場合は裁判員にはなれませんので、必ず記載します。

 

記載が終わると、前もって返送した質問票や調査票などの書類に基づいて別室で裁判長から1人1人順番に質問を受けることになります。

 

その席には裁判官、検察官、弁護士も同席しますが、直接検察官や弁護士が質問してくることはできません。(検察官や弁護士が質問のある場合その都度、裁判長に質問してもらうことになります)

 

ここで裁判長から質問されることは以下の通りです。

 

  • 不公平な裁判をする恐れがないか
  • 裁判員の辞退を希望する場合、その理由など(先に送った調査票などで辞退が認められた場合は裁判員候補として裁判所へ呼ばれることはありません。ここでは辞退が認められるかどうかわからないケースになります)
  • 被告人や被害者と関係があるかどうか

 

これで、裁判員6名が選ばれることになります。

 

どうやって選ぶのかは以下の通りです。

 

  1. 法律で定める裁判員になれない人、辞退が認められた人を裁判長が指名して除外
  2. 弁護士、検察官が不公正な裁判をする恐れなどからそれぞれ裁判員候補者を4名まで理由を示さず、無条件で指名して除外
  3. 残った候補者の中からくじで6名に絞る

 

裁判員に選ばれなかった人は、当日の旅費と日当など支払われ解散することになります。

 

裁判員に選ばれた人は、午後からの裁判に参加することになります。

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