重大事件の判決に大きく関わる裁判員にあなたがなるかもしれません。

 

審理終了

証拠調べ手続きが全て終わると、弁論手続きに入ります。

 

弁論手続きでは、まず検察官が事件に関する事実や適用される法律について意見を述べます。

 

これを論告といいます。

 

そして、裁判所に対して具体的な数字を出して、求刑を行います。

 

その後、被害者やその家族が希望する場合は被害者などが直接裁判所に意見を述べることができます。

 

(被害者参加制度)

 

そして、弁護人は被告人が起訴された犯罪を犯した事実について争いがある場合や、被告人に正当防衛が成立する場合、責任能力がない場合などは無罪の主張をします。

 

これらに争いがない場合は、被告人には生い立ちなどこれだけの酌むべき事情がある、自首しているので、できだけ刑を軽くしてほしいなどと裁判所に訴えます。

 

弁論手続きが終わると、裁判長は被告人に対して、「これで審理が終わりますが、何か最後の述べておきたいことはないですか」と聞きます。

 

これで裁判員の参加する裁判の審理はすべて終了です。

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